中学生のときに、任天堂株が100倍の価値になったという話を聞き、自分も数億円を作れるかもしれないと株式投資に興味を持ちました。

両親が株式投資に理解が全くないので、20歳になるまで口座を作るなと言われていました。アルバイトで50万円を貯めて、20歳の誕生日を過ぎてから口座を開設しました。

そうですね、今みたいな高配当株を主に買うようになったのは2002年からですね。

2002年までは適当に投資をしていたのですが、ラッキーパンチでITバブルがありまして結果として結構増えました。
介護保険バブルもあったので介護保険関連株で結構増えたこともあり、そんなに勉強していないのに増えて株式投資なんて簡単だなと当時正直思っていたのですが、2001年から買っていた当時の保有株の損益率がマイナス49%になってしまいました。
そこから本格的に勉強しなければならないと感じ、投資本を読むようになりました。

村上ファンドの村上さんがニュースになっているのをみて、村上さんみたいに決算書を読み込んで投資をしたいなと思いました。
決算書もネットで見られる時代になってきたので、決算短信を見るようになり、会計の本をもう一度読み直してもう1回会計のことを1から理解しようと感じました。また、貸借対照表とか損益計算書とかキャッシュフロー計算書をちゃんと理解できるように勉強し直しました。
当時わからなかったことは、株式投資の掲示板で質問をしてちょっとずつ知識を蓄えていく感じでした。

高配当株は、買ったときよりも配当が増えていく株です。色々読んでいった中で、高配当株が長期的にはリターンが大きいと主張している方に影響を受けました。
まだそこは議論があるところなので高配当株が絶対いいというわけではないと思いますが、なるべく配当が今から増えていく銘柄を買うようにしました。

見つける簡単な方法でいいますと、スクリーニングを使います。
自己資本比率・売上高営業利益率が高く、配当性向がそれほど高くない銘柄で、売上が右肩上がりかどうかというのを過去20年の売上の推移を確認します。その会社の事業内容、有価証券報告書の配当政策なども確認して、来期・来年・再来年・3年後どれくらいの配当になっていくか考えて、1円でも2円でも増えていきそうな銘柄を買うようにしています。

そうですね、決算が出て自分では上方修正が出ると思っていたのに出なかった場合は、電話して確認することもあります。あとはIRのイベントに参加したりだとか、今はコロナでやってないですけど、名証IRエキスポというものでは経営陣の人が直接来て話が聞けたり、直接会社のIRの人と話せたりするのでそこで聞きます。
また、私は名古屋に住んでいるので、名古屋の総会には毎年6～7社ぐらいは参加しています。